今季パ・リーグ首位打者に輝いた日本ハム松本剛外野手(29)が2日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2050万円から約4倍となる6550万円アップの8600万円でサインした。

「本当に最高の評価をしていただいたと思いますし、納得のいく金額。(球団からは)今年、チームとしては苦しい戦いが続きましたけど、その中で本当に頑張ってくれた、と。素晴らしい。成績を残してくれたという言葉をいただけたので、すごくうれしかったです」と、話した。

開幕4番でスタートした11年目は開幕から高打率をキープ。左膝骨折のケガもありながら、自身の必死のリハビリと新庄剛志監督(50)によるDH起用での初タイトル獲得を後押しもあり、大きな栄誉を勝ち取った。「(シーズンが)始まる前は誰も予想もしていなかったと思いますし、僕自身も今年ダメだったらクビになる覚悟は、もうできていたので。そういう意味では、本当に勝負すること。ただただ勝負しようと思って臨んだシーズンだったので、個人的にはその勝負に勝つことができたかなと思います」と、秘めていた背水の覚悟を吐露。「ただ、チームとしては勝負に勝てなかった。来季はチームとして勝てるように」と、力を込めた。(金額は推定)

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