阪神秋山拓巳投手(31)が野球王国愛媛の復活を心から願った。11日、松山市の松山中央公園野球場で行われたプロ野球現役選手によるシンポジウム「夢の向こうに」に参加。ブルペンで投球練習を見守り、母校西条高の選手を含め、故郷の高校球児に熱心に助言を送った。「1日ブルペンを担当して、積極的に聞いてくれる選手がたくさんいた。自分は高校時代に体が大きかったのもあるが、線の細い子が多かった。体を作ることも大事。強い体になって、強い野球をしてほしい」を振り返った。

愛媛県勢は18年夏の甲子園で済美が4強に進出したが、その後は春夏ともに苦戦している。秋山は甲子園での県勢の戦いについて、「毎年、楽しみにしているが、関西勢がすごく強くて、試合を見ていてもレベルの差を感じるし、歯がゆい気持ちで見ている」と語った。「母校もそうだが、愛媛県の高校野球全体のレベルアップにつながるようになればいい。そう思って、指導した。少しでも力になれば」と地元球児の成長を期待した。

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