新井新体制の1年生だ。広島の新入団選手発表会見が12日、広島市内のホテルで行われた。

新井監督らとともに、育成ドラフト指名選手3選手を含め新人10選手が登壇した。

ドラフト1位の斉藤優汰投手(18=苫小牧中央)は「元阪神の藤川球児投手、元中日の中里(篤史)投手が目標。2人ともストレートがきれいなので、自分もそういうストレートを投げられたら。自分の土台となる球種。どの投手も投げる球種なので、ほかの選手と違いが出ればより有利になると考えている。自分も先発を任されて、2桁勝利できるような投手になりたいです」と意気込みを語った。

壇上で新人選手の表情をのぞき込みながら温かく見守った新井監督は、会見の最後にあいさつした。

「新しくカープの家族の一員となった10人みんなのお話を聞きながら、約25年前の自分の姿と重なり合わせて見ていました。自分自身に対する期待、そしてこれからの夢や希望、不安、さまざまな感情が入り交じった中で、すごく緊張していたなと思い返しながらみんなの受け答えを聞いていました。安心してください。カープは、12球団一アットホームで家族的な球団です。しっかりと焦ることなく練習に励んでいただいて、そしてマツダスタジアムで元気に活躍する姿を今日お越しのファンのみなさま、そしてご家族のみなさんにお見せできるように。焦らなくていいので、しっかりと一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします」

即戦力と期待される社会人出身3投手は来春1軍キャンプ参加が見込まれ、高校生らはまずは2軍でじっくりと鍛えていく方針を立てている。

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