阪神ファンから愛され、20年に現役引退した上本博紀氏(36)が来季から女子チーム「阪神タイガースWomen」の監督に就任することが26日、明らかになった。阪神はこの日、同チームの2023年シーズン新体制を発表。上本氏の監督就任に加え、岩本輝氏(30)のコーチ就任。7人の新入団選手を発表した。

上本氏は08年ドラフト3位で阪神に入団。14年に選手会長に就任し、16年まで務めた。プロ野球選手としては小柄ながら長打力も併せ持つ内野手として存在感を発揮。規定打席にも3度到達した。引退後は、子供たちへの野球振興のために設立されたタイガースアカデミーのコーチに就任していた。

同氏は球団を通じて「このたび、新たに阪神タイガースWomenの監督として指揮を執らせていただくことになりました。新入団選手も7名、迎え入れ、今年達成出来なかった全国大会2冠を目標にチーム一丸となって挑みたいと思っています」とコメント。また、本格的に活動を開始する巨人の女子チームを念頭に「女子野球をますます盛り上げるためにも、甲子園で伝統の一戦を実現出来ればと思っています」と聖地でのTG戦を目標に掲げた。

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