楽天則本昂大投手(32)が、若手から刺激を受けながら手応えをつかんでいる。

三重県内での自主トレを公開し、オンラインで取材に応じた。田中将との自主トレから独立し、今回で3度目。新たに日本ハム吉田が加わった。体の使い方などをアドバイスしながら、ブルペンでは捕手として受けた。「プロのアベレージから抜けている。質が違う球。やっぱりすごいなという、いいイメージを僕自身ももらいました」と好印象だった。

他にも滝中、高田孝ら年下の計6投手とともに練習。成長のきっかけにしてもらいたいが、「まず自分がやらないとという気持ち」と表情を引き締める。昨季は10勝を挙げたが、開幕直後に新型コロナ陽性判定を受けて離脱し、7月から5連敗。フォームのバランスが崩れ、チームの失速を食い止められなかった。オフ期間は修正に取り組み、納得のいくフォームに。「昨年よりも確実に状態はいい。もう少し詰めていかないといけない部分はありますけど、個人的には悪くない」と自信を持っている。

11年目の今季。2年連続8度目の開幕投手も有力視されている。「そこはそんなに意識していない。任せられたらもちろん頑張ります。しっかりローテーションに入って、開幕からチームの1つのピースとしてやりたい。まずは170(投球回)ぐらいはしっかりと投げたいという思いはある。平均6、7回は毎試合投げないといけないので、1試合を任されるような投球をしたい」。ルーキーイヤー以来の優勝へ向けて、フル回転で導くつもりだ。【湯本勝大】

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