元巨人山口俊投手(35)が、現役引退を決断したことが29日までに明らかになった。

昨季限りで巨人を自由契約となり、現役続行を模索していたが引退を決断した。父の故久さんは大相撲元幕内「谷嵐」で、どすこい右腕として親しまれた山口がユニホームを脱いだ。16年オフにDeNAからFA移籍。15勝4敗で最多勝、最多奪三振、最高勝率のタイトルを獲得した19年オフ、球団史上初めてポスティングシステムを容認されメジャー挑戦した。ブルージェイズでは17試合に登板し2勝4敗、翌21年にジャイアンツ移籍もメジャー登板がなく、同6月に巨人に復帰。故障などもあり昨季は1軍登板1試合にとどまっていた。NPB通算443試合66勝66敗112セーブ、防御率3・36。

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