阪神湯浅京己投手(23)が16日、2軍に合流した。兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場に姿を現し、ファームの残留練習に参加した。同日に出場選手登録を抹消される見込みとなっている。

湯浅は前日15日のオリックス戦(甲子園)で、1点リードの9回に登板。頓宮、杉本に1発を食らって逆転を許し、今季2敗目を喫していた。これで6月に入り3度目の救援失敗となり、岡田監督は「これはもう投げさせられへんよ」と2軍降格を示唆していた。

今季はここまで15試合に登板し、0勝2敗、8セーブ、3ホールド、防御率4・40と苦戦している。

この日はノースロー調整で、ダッシュ、ウエートトレーニング、ノックなど実施して汗を流した右腕は「次、(1軍に)上がるためにどうすればいいとか。状態をよくするために、どうしたらいいかとか、いろいろ考える時間が取れたので、そういった面では前向いていけると思う」と現在の心境を明かした。

数日間はノースローの期間を設ける予定だという。「前回1回抹消(右腕のコンディション不良)で下に来た時に少し焦りもあったので、多少は大丈夫だろうなという気持ちもありましたし、今回はいったん焦りとか関係なく、完全に万全な状態にしたいと思ってます」と力を込めた。

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