ロッテ益田直也投手(33)が「日本生命セ・パ交流戦」DeNA戦で、史上10人目の通算200セーブを達成した。いつも変わらないロッテファンの大声援に背中を押されマウンドへ。「今日は緊張した」。いつもと違うプレッシャーもある中で、守護神を全うした。

益田 何したらあかんかだけ、頭に入れて。先頭だったら、四球は出さないように投げていました。

先頭の代打京田にフルカウントまで粘られたが、最後は内角直球で見逃し三振。厳禁の四球だけは与えず、3者凡退で締めた。

記念パネルは吉井監督から受け取った。「監督からは『400セーブいけ』と、あの時に言われました」と笑顔で振り返った益田のすごさはどこなのか。

吉井監督 わりとマウンドではマイナス思考で、絶対にやっちゃいけないところから作戦をひねり出して、遂行する勇気がある。

一流のクローザー・マインドを持つ益田が、やりがいを感じるのは「ファンの方に拍手をもらえる瞬間に頑張ってきてよかったなと」。まだまだ通過点だ。「200がすごいと自分では思っていない。失敗した試合もたくさんある。取り返せるように、まだまだ投げていきたい」。これからも大歓声を背に投げていく。【木下大輔】

◆益田直也(ますだ・なおや)1989年(平元)10月25日、和歌山県生まれ。市和歌山商、関西国際大を経て、11年ドラフト4位でロッテ入り。1年目にプロ野球新人記録を更新する72試合に登板。41ホールドをマークして新人王。13、21年最多セーブ。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2億円。

▼通算200セーブ=益田(ロッテ) 16日のDeNA1回戦(横浜)で今季18セーブ目を挙げて達成。プロ野球10人目。ロッテでは小林雅227Sに次いで2人目。初セーブは12年8月5日のオリックス14回戦(京セラドーム大阪)。672試合目での達成は、22年平野佳(オリックス)の618試合目を抜いて最も遅い到達。

▽ロッテ・メルセデス(7回2失点の好投で3勝目)「今日は自分らしいストライク先行の強気のピッチングができた。満足いくピッチングだったよ」

▽ロッテ角中(1回に決勝打となる先制3点適時二塁打)「昨日(15日中日戦の9回に)満塁のチャンスで打てなかったので打てて良かったです」

【動画】ロッテ益田直也の喜びの声

【関連記事】ロッテニュース一覧