西武渡部健人内野手(24)が2日、出場選手登録を抹消された。再登録は12日以降となる。

渡部は1日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)の7回の三塁への走塁中、左足を痛めたもよう。松井稼頭央監督(47)は「無理せずにと思って(試合途中で)代えたんですけど、今日何とかどうかなというところでした」と説明。2日朝はベルーナドームで体を動かしたものの、登録抹消が判断され、首脳陣らにあいさつ後、病院での検査へ向かった。

プロ3年目の渡部はこのところ4番に座る機会が増え、1日も本塁打含む3打点の活躍を見せていた。巨漢ながら全力プレーも光り、松井監督は「普段全力でやってくれている選手なんでね、ゲームの中でのケガというのはもちろん本人も悔しいだろうと思います」とおもんぱかった。

渡部とともに、長谷川信哉内野手(21)も再調整のため抹消され、イースタン・リーグで打撃好調だった山野辺翔内野手(29)、高木渉外野手(23)の2人が出場選手登録された。山野辺は「ファームでやってきたことを出したいと思います。一生懸命やるだけです」と、高木は「自分が目指していた感覚をなんとなくつかめているような感じはします」と1軍での活躍へ意気込んだ。ともにスタメン出場が予想される。【金子真仁】