楽天辛島航投手が、4年ぶりに本拠地で白星を挙げた。

ソフトバンク戦で今季5度目の先発登板。6回2/3を4安打1失点で試合をまとめ、今季1勝目となった。仙台では19年9月7日西武戦以来、先発14試合ぶり。「良かったです。また仙台で勝てるように頑張りたい」と胸をなで下ろした。

降雨によるグラウンドコンディション不良で、試合開始が30分遅れた。厳しい環境だったが、滑るボールや、ぬかるむマウンドにいち早く対応。「今日はストライクを取るボールがいろいろあった」と、直球、スライダー、シュート、カーブ、チェンジアップで、自在にコースを突いた。好投で今季最長タイの4連勝を引き寄せたが、試合後はヒーローインタビューを「いいから、本当にいいから」と笑顔で辞退。「疲れたので。早めに帰らせてもらいます」と照れくさそうに球場を後にした。

▽楽天小深田(3安打2打点で4連勝に貢献)「1本出たらいいイメージを持って打席に入るというのはある。チームの状態がいいので、それに自分も乗っていけている感じはあります」

楽天石井監督(今季最長の4連勝で上位3チームから連続の勝ち越しを決め)「選手同士がいいバックアップをしてくれている。すごくいい感じでチームが動いているなと思います」

○…楽天モバイルパークで花火大会が行われた。試合終了後、選手の応援歌や登場曲にあわせ、約2000発の花火が打ち上げられた。ソフトバンクファンも球場に残り、スティックライトでスタンドを照らしながら、夏の風物詩を楽しんだ。

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