大技もあるんヤ!! ヤクルト中村悠平捕手(33)が逆転4号3ランを放ち、2連勝に導いた。

1-2の4回1死一、三塁、巨人メンデスから左翼席へ豪快な決勝弾。前日15日には決勝スクイズを決めた正捕手が連夜の大技小技を決め、チームは前半戦最後のカード勝ち越しを飾った。

またも4回に試合を決めた。5月5日DeNA戦以来、2カ月ぶりの1発で「プロ野球人生初めて」という連日のお立ち台に上がると、「なんとか今日は顔じゃなくて、バットに当てて点取れるようにと。必死に食らいつきました」とニッコリ。前夜は1死二、三塁から必死にスクイズを決め「顔に当ててでも前に転がしてやる気持ち」と語ったヒーローが、またも神宮のファンを沸かせた。

ここ5試合で打率4割6分2厘と上り調子。「自分の今のコンディションだったらどうしたらいいか。どうやったら1日1本打てるかなと、打撃コーチ、アナリスト、過去の映像、いろいろ試行錯誤しながらやっている」という。前夜、社員旅行で観戦に訪れた父克彦さんが勤務する西尾建設の姿はなかったが、「多分テレビで見ててくれてたと思うので、いい報告ができたと思います」とニヤリ。連夜の活躍は地元福井にも届いているはずだ。【鈴木正章】

 

▽ヤクルト高津監督(4回の集中打で逆転)「四死球を絡めて、つながりが非常によかった。中村の1発は効きましたし、その前にオスナの死球。ああいうのでつながっていくのが、すごく大きかった」

▽ヤクルト村上(5回1死一、二塁から適時二塁打)「良い流れで打席をまわしてもらったので、その流れに乗って打つことが出来ました」

【関連記事】ヤクルトニュース一覧>>