18日に脳腫瘍のため28歳で亡くなった元阪神外野手・横田慎太郎さんの追悼セレモニーが25日、阪神-巨人12回戦(甲子園)の試合前に行われた。

阪神OB会長でYouTubeチャンネル「川藤部屋」で一緒に活動してきた川藤幸三氏が「野球を心から愛し、野球に命をかけた男を、いま1度、しのんでやってください」と呼びかけ、19年の引退試合で見せた「奇跡のバックホーム」の映像が流れると拍手が起こった。

その後、両軍がベンチ前に整列し約30秒の黙とうがささげられた。今試合は半旗が掲げられ、阪神の選手たちは喪章をつけてプレーした。横田さんの母まなみさんは「阪神球団には感謝しかありません。慎太郎の姿がいろんな方の目に焼き付いたらうれしいです。息子は幸せだと思います」とコメント。試合後には横田さんの現役時代の応援歌が演奏された。

2軍鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンク戦でも試合前に黙とうがささげられ、半旗を掲げ、阪神の選手は喪章をつけてプレー。0-4で敗戦した。