巨人は28日、育成左腕の高木京介投手(33)を支配下登録することを発表した。背番号は「57」。11年ドラフト4位で入団した高木は、通算246試合登板の経験豊富なリリーバー。後半戦巻き返しを図るチームに、左の中継ぎとして救援陣に再び加わることになった。

会見に出席した高木は「年齢的にも、もうベテランの域に入ると思うので、厳しい場面だとか、若手になかなかできない部分を期待されてると思う。そこをしっかり投げられるように頑張っていきたい」と誓いを立てた。

育成から支配下登録は、高木にとって3度目となる。昨季は1軍で17試合に登板し防御率2.79も、オフに育成契約を結び直していた。背番号「057」で再出発した今季は、イースタン・リーグ23試合で24回1/3に登板し防御率2.59。直近では26日西武戦(ジャイアンツ球場)で、3番手として1点を追う8回から登板し1回1安打無失点に抑え、9回のサヨナラ勝利を呼び込んでいた。

高木は背番号3ケタで過ごした日々に「すごく苦しい時期でもあったけど年齢的にもいろいろ経験もしてきた。自分のやることだけに集中できたと思うので、この年になって、自分でも成長できたかなと思います」と回想した。

巨人は7月末までの支配下登録期限を前に、新外国人左腕バルドナード、トレード加入による小沼と、立て続けに中継ぎを強化。着実に戦力の整備を図り、支配下選手はこれで68人となった。

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