ロッテ沢村拓一投手(35)が都内の病院で「可逆性脳血管攣縮症候群」と診断を受け、入院していたことが明らかになった。ロッテが10日、公表した。沢村は7月下旬ごろから頭痛の症状を感じ、今月上旬から都内の病院に検査入院。同7日に退院し、現在はZOZOマリンなどでジョギングやキャッチボールなど、軽い運動を行っている。今後は今月末までは高強度の運動は禁止されており、その後に問題がなければ通常練習を再開する予定だ。

沢村は球団を通じ、「脳の血管が攣縮(れんしゅく)を起こし、激しい頭痛を起こす症状ですが、完治すると説明を受けていますので、しっかりと向き合いながら治療をしていきたいと思います。この大事なタイミングで、マウンドで投げることが出来ないのはとても悔しいですが、ベストパフォーマンスを発揮するために今はまず治すことが大事だと思っています。幸い、MRI画像上の所見では改善傾向にあるとのことですので、ファンの皆さまとグラウンドで再会できる日を楽しみに治療に取り組んでいきます」とコメントした。

今季は3季ぶりにロッテに復帰し、29試合に登板。4勝3敗2セーブ14ホールド、防御率5・14で、リリーフ陣の精神的な柱としても貴重な存在となっている。7月31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では巨人、MLBボストン・レッドソックス時代を含めた日米通算1000投球回を達成したが、サヨナラ打を浴びて負け投手となっていた。

今月2日には「コンディション不良」を理由に1軍登録を抹消されていた。

【関連記事】ロッテニュース一覧