敗れたものの、西武は豆田泰志投手(20)がまた1つ経験を重ねた。

1点リードされた8回に3番手として登板。打者4人と対し、無失点に抑えた。2死後、ソフトバンク柳田に安打を打たれた。7月に支配下登録され、この日が6試合目。打者19人目での初被安打だった。

ソフトバンクの先頭打者は1番三森だった。同じ埼玉・越谷市出身で、8月1日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)の試合前にあいさつに訪れていた。同郷なだけでなく、兄侑輝さんの友人でもある。支配下登録時の会見では「そういうつながりもあるので、対戦したいなと思います」と楽しみにしていた。カーブも交えながら攻め、最後は147キロの直球でどん詰まりの二飛に打ち取った。

15日の楽天戦(ベルーナドーム)では同点の7回に登板するなど、首脳陣からの評価も日に日に高まっている。これですでに日本ハム以外の4球団との対戦は済ませ、1軍戦のマウンドも4球場(楽天モバイルパーク、ベルーナドーム、ZOZOマリン、ペイペイドーム)を経験している。【金子真仁】