ソフトバンク野村勇内野手(26)が「神走塁」で先制点をもぎとった。「2番・三塁」で昇格即スタメン。1回の第1打席で中前打を放ち、3番柳田、4番近藤も安打で続いた。

1死満塁となり、三塁走者の野村勇は5番中村晃のセカンドフライの間に本塁へタッチアップ。一度はアウト判定されたが、藤本博史監督(59)がすぐにリクエスト判定を要求。リプレー検証の結果、セーフに覆り先制点を奪った(記録は二飛も中村晃に打点1)。その後は2死二、三塁となり、6番牧原大が右前へ2点適時打を放つなど一挙4得点。野村勇の神走塁が初回の猛攻を呼び込んだ。

野村勇は藤井学園寒川(香川)、拓大、NTT西日本を経て21年ドラフト4位で入団。ルーキーイヤーの春季キャンプでは、本多雄一2軍内野守備走塁コーチがスピードだけなら「周東よりも速い」と言ったことで話題になった。昨季はシーズン10本塁打を放ち、1リーグ時代の1939年(昭14)に鶴岡一人が10本塁打して以来、83年ぶりに球団新人最多記録に並んだ。

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