日本ハムは12日、伊藤大海投手(26)がSNSを通じて誹謗(ひぼう)中傷を受けた問題を受け、球団公式サイト上に「SNS投稿に関するお願い」と、注意喚起の文章を公開した。

「特定の選手に対し尊厳を傷つける心ない投稿、事実に基づかない悪意が感じられるメッセージが確認」されているとし「看過できないと判断した場合は、専門家や警察などの関係機関と連携しながら法的措置などを視野に入れ、断固とした対応をとる」とした。

伊藤は10日の登板後、自身アカウントのインスタグラムに「ボールに頭を打たれて引退しなさい」など、暴力的な内容のDM(ダイレクトメッセージ)が届いたことを公表。伊藤は翌11日、「僕に限らずファイターズ公式のSNSにも、強い口調で言ってくる方たちが増えてきている。正義感じゃないですけど、そういうのが許せなかった」と公表に踏み切った思いを明かした。さらに「SNSを使わないのが一番いいんでしょうけど、そうじゃない(そういう問題ではない)」と、説明していた。

NPBや選手会は開幕前に共同で「プロ野球ファンのみなさまへ~SNS等への投稿についてのお願い~」という声明文を発表し、関係者への過度な誹謗(ひぼう)中傷について、注意を呼びかけていた。

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