DeNA大田泰示外野手(33)が、一振りでチームを勝利に導いた。0-0の9回無死から代打で出場。「ストレートを完璧にとらえられた」と阪神ブルワーの初球の150キロを弾丸ライナーで左翼席にぶち込んだ。「自分自身でもビックリしてるんですけど、最高の結果になってくれて良かったです」。球団史上初の代打本塁打での1-0の勝利を決め、三浦監督から「最高の仕事をしてくれた」と絶賛された。

2位広島、4位巨人とCS争いを繰り広げる中、阪神相手に大きな1勝を挙げた。ともにデーゲームで勝利した広島とは3差、巨人とは2・5差で変わらず。大田は「阪神の優勝は決まりましたけど、僕たちの戦いはまだ続いてますし、最後の最後まで上の順位を目指して、横浜でCS(ファーストステージ)を開催できるように頑張ります」と決意を込めた。残りは11試合。あきらめず、チーム一丸で2位を目指す。

▼大田が9回に代打本塁打を放ち、DeNAが1-0勝利。代打本塁打での1-0勝利は、22年5月22日中日戦の堂林(広島)以来4度目で、DeNAでは初めて。今回のように0-0の9回に代打のソロ本塁打で決まったのは、49年6月18日南海戦で代打サヨナラ弾の藤本(巨人)以来74年ぶりで、2リーグ制後では初となった。

▽DeNA浜口(6回無失点の好投)「全体的にストライクゾーンで勝負できました。反省点としては、球数が多くなってしまったことです」

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