ソフトバンク今宮健太内野手(32)が6日、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出を誓った。

チームは2位で今季は残り2試合。7日の敵地・楽天戦で勝てばCS進出が決まり、ロッテの結果次第では2位も確定させられる。他球団の結果も気になるところだが、今宮は「2つ勝つのみ。それ以外はない。他のチームは関係ないので」と頼もしい。この日はペイペイドームで行われたピックアップ練習で汗を流した。

7日は今宮のバットがカギを握る。相手先発の岸とは今季12打数5安打で打率4割1分7厘。直近3年間でも24打数11安打で同4割5分8厘のお得意様だ。「(相性が)いいとは思ってないです。たまたま打っているだけなので、いいところで1本打てるようにしたいです」と慢心はないが、今季チームで最も岸と相性が良い。4連勝中と勢いのある右腕に対し「岸さんの状態は流れ的にもすごくいいと思う。相手も負けないぞと思ってくると思うので、その気持ちに負けないようにしたいです」と意気込んだ。

仙台では今季1勝9敗で現在8連敗中。さらにチームは2連勝中とはいえ、7月2日に5連勝したのを最後に3連勝が1度もない。今季11度目でラストの「3連勝チャレンジ」。鬼門中の鬼門で負の呪縛を解けるか。選手会長は「勝つのみなので。そこだけを考えて、まずは明日。全力でぶつかっていきたい」と語気を強め、空路で仙台入りした。【只松憲】

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