西武は31日、赤上優人投手(24)、中熊大智捕手(27)、川野涼多内野手(22)、ブランドン内野手(25)、仲三河優太外野手(21)の5人に来季の契約を結ばない旨を伝えたと発表した。

赤上は東北公益文科大から20年育成ドラフト1位で入団。22年7月28日に支配下登録されたが、同年12月に右肘の関節鏡視下遊離体切除術を受けていた。23年はイースタン・リーグでも登板はなく、3年間で1軍登板は果たせなかった。

中熊は徳山大から20年育成ドラフト3位で入団。22年7月13日に支配下登録されたが、1軍出場はなし。

川野は九州学院から19年ドラフト4位で入団。22年に1軍デビューを果たすも、5試合で打率1割4分3厘で出場選手登録を抹消された。23年は1軍出場なし。

ブランドンは東農大北海道オホーツクから20年ドラフト6位で入団。ルーキーイヤーの21年に開幕1軍を果たし、32試合で打率2割4分7厘、3本塁打8打点の成績を収めた。だが22年から今季まで2年間、1軍出場はなかった。

仲三河は大阪桐蔭から20年ドラフト7位で入団。22年はイースタン・リーグで9本塁打を放ったが、1軍出場は果たせなかった。

31日時点で最大70人の支配下登録選手は61人となった。西武は26日のドラフト会議で新たに7人を支配下選手として獲得している。

コメントは以下の通り

▼赤上「過去にケガをした時、ケアをしてくれたトレーナーさんや、復帰メニューを考えてくれた皆さんに申し訳ない気持ちと感謝しかありません。今の状態では自分の中で1軍で活躍しているイメージが浮かんでこないのですが…。今後は未定ですが、しっかり考えたいです」

▼中熊「昨年、支配下登録されて今年はこれからという時にケガをしてしまいましたが、手術をさせていただいた球団に感謝しかありません。手術をさせていただいた時からある程度の覚悟はしていました。ライオンズに入団して、周りの方々のありがたみを身をもって感じることができましたし、球団、ファンの皆さま、地元の方々の支えもあって今までやってこられました」

▼川野「今シーズン1軍の試合に出ることができなかったので、自分の中で何となく覚悟はしていました。チームに貢献できていませんし、ふに落ちるところはありました。一番の思い出は初出場した時の皆さんの大声援が力になったことです。今後は未定ですが、あの大声援の下でまたプレーができるようにがんばります」

▼ブランドン「約2年ケガで試合に出られなかったので覚悟はしていましたが、正直びっくりしています。ケガでチームに迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない気持ちです。1年目の札幌ドームで打った初ヒット、初ホームランは今でも覚えています。今後は未定ですが、自分なりにじっくり考えて整理したいです」

▼仲三河「イースタン・リーグの後半戦やフェニックス・リーグで調子が良かったので、もっと早くから結果を出すことができればと思い、悔しいです。1軍でプレーすることはできませんでしたが入団当初から期待していただき、良い時も悪い時もたくさんの声援ありがとうございました。今後のことは未定です」

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