日本ハムの矢沢宏太投手(23)が21日、北広島市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の1500万円でサインした(金額は推定)。

投打二刀流として、野手では37試合に出場し2本塁打、打率1割7分7厘。「あんまりいい部分はなかったかと。守備はすごく良かったかなと思います。バッティングに関してはまだまだですし、1軍で課題が見つかって。後半はファームの方でしっかり練習できたので。そこはすごく2年目から生きてくるかなと思います」と来季を見据えた。

投手としては2試合に登板し、2回1安打無失点。「大学までは投手メインでやっていたので、ピッチャーのコンディション優先でやってきましたけど、プロに入ってからは外野手優先。すごくコンディションをつくるのが難しかった。あまりいい状態でない中で試合に出るっていうのも難しいなと思いました」と反省した。

1日に右手有鉤(ゆうこう)骨骨折と診断され、骨片摘出の手術を受けた。現状については「今日で3週間ぐらい。抜糸もしましたし、汗かく運動も大丈夫になったので。徐々にトレーニングして、あと1週間ぐらいしたらバットスイングを再開していく感じ。今できることを大事に。重い重量は持てないですけど、可動域とか、そういうところを大事にしてトレーニングしたいと思います」と話した。

二刀流は継続していく方針で「とにかく目の前のプレーを全力でやっていきたい」と意気込んだ。