阪神近本光司外野手が24日、球団制定の「若林忠志賞」を受賞したことが発表された。

同賞は継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組み、優れた見識を持つ選手を表彰する制度。同賞は、球団創成期からエースとして活躍し、社会貢献活動やファンサービスでもプロ野球選手のパイオニアだった球団OB若林忠志氏の功績をたたえ、11年に制定された。

近本は入団2年目の20年から、甲子園球場の左翼外野の年間予約席を購入し、故郷の兵庫・淡路市在住者を年間240人招待する「近本シート」の実施や、淡路島や自主トレ先の沖永良部島の子どもたちを対象にした野球教室・スポーツ教室を定期的に開催している。こうした活動が評価されたもの。27日の球団納会で授与式が行われる。