100発打て! 阪神佐藤輝明内野手(24)が球団OB鳥谷敬氏(42=日刊スポーツ評論家)から「100本塁打」指令を受けた。セ・リーグ公式表彰「月間JERA セ・リーグAWARD」9・10月の月間大賞に選ばれ、25日に兵庫・西宮市内の球団事務所での表彰式が行われた。同賞の選考委員である鳥谷氏から前代未聞のミッションを与えられた。

「100本くらい本塁打を打って欲しい。100本を目指して40本、50本打てるポテンシャルを持っている。それぐらいを目指していくと、オフやキャンプの過ごし方も変わって30本、40本につながるんじゃないかと思います」

期待の言葉を横で聞いていた佐藤輝もやる気満々だ。「100本打つ、それくらいのつもりでいきたいなと思います」と腕ぶした。鳥谷氏は「いろんな意味で苦しんでいる中、変化を恐れず、チャレンジしたことは非常に大きく成長しているところ」とうなずいた。

9月は24試合で打率3割4分4厘、7本塁打。優勝を決めた14日巨人戦(甲子園)でもアーチを描き、大一番での勝負強さが光った。NPB史上初の新人左打者で3年連続20本塁打に到達したが、30本の壁は乗り越えていない。「来年も活躍できるように、1年間を通して頑張っていきたいと思います。1年間通して、毎月この大賞の候補に挙がるくらいの活躍ができたら」。球団初のリーグ連覇へ向け、自慢の長打力に磨きをかける【三宅ひとみ】

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