フル回転を支えたのは、新妻の存在だった。DeNA上茶谷大河投手(27)が、今シーズン開幕前に幼稚園の同級生だった一般女性と結婚していたことが26日、分かった。中継ぎに転向した今季は46試合に登板し、5勝3敗、防御率2・11と安定。回またぎも多く、登板数を上回る64イニングを投げた。「結婚して、より一層頑張ろうと思えたので、奥さんの存在は大きいです」と感謝した。

妻のひと言が、上茶谷の心に変化をもたらし、結果にも結びついた。今季の開幕カード3戦目だった4月2日の阪神戦。3点ビハインドの4回に登板し、押し出し四球で追加点を許した。妻から「何でボール球を投げるの?」と聞かれ、ハッとした。「確かにストライクを投げればいいよなって。ストライクを投げようと思った」と投手の原点を再確認した。

心身を癒やしてくれたのは、妻の料理だった。大好物は、梅を使ったアレンジ料理で「めっちゃ、ご飯がおいしいです。栄養を考えながら、梅を隠し味に使って喜ばせてくれます」とにやけた。ともに、犬が大好きで「犬がいなかったら、今はなかったです」とオフは愛犬とともにリフレッシュする。「普段は優しいですけど、野球に関しては厳しいです」と笑いながら、「もっともっと頑張ります」と来季へ決意を語った。

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