新天地で躍動した2人が昇給を勝ち取った。ロッテは27日、契約更改を行い、開幕前に日本ハムからトレードで加入した西村天裕投手(30)が2100万円増の4000万円、巨人から途中加入の石川慎吾外野手(30)も1000万円増の2800万円でそれぞれサイン。同学年の移籍コンビがチームを支えた。

西村は今季、自己最多の44試合に登板し、防御率1・25。開幕から21試合連続無失点の記録も残した。帝京大時代の同級生からメンタルトレーニングをすすめられ実践。「今年から始めたメンタルトレーニングがいい方向に出た」とうなずいた。

石川慎は7月3日に加わり、翌4日に即1軍登録された。「ジャイアンツの時は1軍に飢えていた。そこで必要だと言ってもらえたことに対して、自分もその言葉に応えたいというのはすごく思っていた」。44試合に出場し、打率3割4分8厘。「ロッテに声をかけてもらってよかったなって。救ってもらった気持ち」と球団に感謝した。背番号が50から23に変更になり「新たな気持ちでチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

2人は口をそろえて「優勝したい」と誓った。“ロッテ2年目”を迎えるマリーンズ戦士がさらなる飛躍を遂げる。(金額は推定)【星夏穂】

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