楽天浅村が若手の壁になる。仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5億円でサインした。昨オフに4年総額20億円の大型契約を結び今季が1年目。143試合に出場し、いずれもチームトップとなる打率2割7分4厘、26本塁打、78打点をマーク。本塁打王、二塁手部門でベストナインに輝いたが「打点が多ければ多いほどチームの勝ちにつながると思う」。来季は打点王のタイトルによりこだわる。

今季から主将を務め、今江監督から「アサしかいない」と来季の続投要請を受けた。先頭に立ったからこそ感じたことがある。「新しい風というのが今年は入ってきた。その選手以外にも、来年はもっとチームが変わるようにやっていかないと楽天自体が強くならない」。若手の小郷や村林らが台頭も危機感を抱く。さらなる新戦力に期待しつつ「負けないように自分も頑張りたい」。チームを底上げすべく背中で引っ張る。(金額は推定)

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