全試合出場でタイトル奪還だ。ヤクルト長岡秀樹内野手(22)が、来季のゴールデングラブ賞獲得に向けて143試合出場を掲げた。

2日、木沢とともに埼玉・戸田球場で小学生以下対象の野球教室に参加。終了後に「もう自分が全部出るんだっていう気持ちで突っ走りたい。頑張ります」と意気込んだ。

昨年遊撃手として初のゴールデングラブを手にしたが、今季は阪神木浪と倍近い差がついての2位。出場試合数は昨季の139から135と微減した。「阪神の二遊間はすごかった。1球1球、声かけしてますし。もっとああいう連係を取らないと」と、敵ながら見習うところがあった。

10月のフェニックスリーグで負傷した右足の回復は順調で、既に打撃練習も再開。「7割ぐらい(の力)で走り始めている。12月終わりくらいにはフルでいきたい」と、守備も打撃も基礎から見直している。

野球教室では、軟式球のロングティーで2本柵越えし、子どもたちの度肝を抜いた。「もっともっとやらないと、次の人が出てくる世界。来年が勝負だ、ぐらいの気持ちでいます」。個人でもチームでも、雪辱するシーズンにする。【鎌田良美】

【関連記事】ヤクルトニュース一覧