広島九里亜蓮投手(32)が7日、マツダスタジアムで契約更改した。現状維持の推定1億4000万円でサイン。来季は3年契約の最終年となる。

 

今季は8勝8敗も、防御率2・53にリーグトップ174回1/3のほか、129奪三振、3完投はすべてキャリアハイを残した。「評価してもらった。僕自身シーズンやっている中で、もどかしいものがあった。“来年はもっとしっかり投げさせてもらいます”と言いました」。すべての面でのキャリアハイを目指し、11月には千葉県内で「ドライブライン」で動作解析やトレーニングを行った。踏み出す左足の歩幅を約7足分から5足分に矯正するなど、フォームを修正に着手する。

 

今夏に海外FA権を取得したときには米大リーグ挑戦に意欲を示していたが、複数年契約を終える来オフ以降について球団と話はしなかった。「来シーズン、まずしっかりやることが一番。全部が終わってから時間もある。まずは結果を出して、チームの勝ちに貢献することを考えてやりたいと思います」。新井監督とともに頂点を目指す来季しか見ていない。

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