オリックス西川龍馬外野手(28)が“正尚グラブ”で頂に立つ。大阪市内で行われたミズノ社のアンバサダーズミーティングに参加。来季のグラブの内側には「頂」と刺しゅうを入れることになった。

「文字はなんでも良かったんですけど、型崩れしたくないというのがあって。でも優勝したかったんで『頂』って」。新天地でリーグ4連覇の一員になるという思いを込めた刺しゅう。敦賀気比の先輩にもあたる、レッドソックス吉田もグラブに入れていた。「だから多分、ポンって出てきたんだと思う」。背番号「7」を引き継いだ大リーガーから魂も受け継いだ。

一番こだわるバットは白木の木目まで、例年通り細部の要望を伝えた。「持ってパッと見た時に、ちょっと黒くなってたりしたら気になっちゃう。そういうのもないようにお願いしますと。グリップだけは1ミリ単位で誤差ないようにと伝えさせてもらって」。毎年、その年のラッキーカラーを打撃用手袋などにあしらう。今年は古巣広島を思わせる「赤」だった。巧打者らしいこだわりの道具とともに、パ・リーグの頂点を目指す。【磯綾乃】

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