西武渡辺久信GM(58)が19日、国内FA権を行使し、ソフトバンクに入団が決まった山川穂高内野手(32)について、思いを口にした。

この日午前、FA宣言した山川のソフトバンク入りが発表され、午後から会見が行われた。

18日には「山川から連絡はもらいました」と、17日に電話連絡を受けていたことを報道陣の前で明かしていた。埼玉・所沢市内で取材対応した同GMは「今回こういう不祥事があったわけですけど、それまでは本当にライオンズのために一緒に頑張ってきて、優勝目指して頑張ってきて、すごく戦力になってくれた。それはもう事実なんで、私からはありがとうという感謝の気持ちは述べました」。18年に47本塁打、19年に43本塁打を放ち2年連続本塁打王、チームの2連覇に貢献した野手へ感謝した。

山川からは「『迷惑をかけてすみませんでした』という謝罪もありましたし『本当に10年間ライオンズにお世話になって、育ててもらって、ありがとうございました』というそういう言葉をいただきました」と内容を明かした。

山川の今後について渡辺GMは「彼はまだ野球人生が続くというか、野球ができる状態になる。結果的にホークスに行って敵にはなりますけど、これはもう彼が選んだ道というか、それは我々は尊重して、彼にはホークスで頑張ってほしい」とメッセージ。「我々は来季また優勝を目指して頑張る」と力を込めた。