球界最年長のヤクルト石川雅規投手（43）が20日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸9000万円から減額制限25％いっぱいの6750万円でサインした。
来年1月22日には44歳を迎えるベテラン左腕。「グラウンドに出ると、年齢だったり、年数は関係ない」ときっぱり。「抗いたいというか、野球界以外にも、三浦カズさん（三浦知良）とか、野球界でも山本昌さんとか、長くされてる先輩方がたくさんいらっしゃるので。そういう先輩方がいらっしゃると、僕も本当に勇気もらうので、そうなりたいなっていう思いはすごくあるので。はい、そこを目指したいなと思ってます」。キングカズのように、まだまだ走り続ける。
プロ22年目の今季は13試合に登板し、20年以来の2勝（5敗）に終わった。キャリア最小の13登板に「もっと投げたかったですし、もちろん結果を残していたら、もうちょっと登板もあったかなという中で、もちろんここ数年、あの、登板数は減ってきてますけども、結果を出せば、1軍のマウンドに上がれると思うので。登板数が減ってきたどうこうよりも、与えられたところでしっかりと結果が出せなかったという悔しさは強いです」と悔しさをにじませた。
現在185勝。通算200勝まで、あと15としている。「それは僕の気持ちだったり、体を動かす原動力の1つでもあるので。もちろん、もう1度、優勝、日本一を目指している中で、個人的な目標、200勝というのが、僕にとってはすごく大きな数字ではあるので、そこをなんとか、目指してですね、1つ1つの積み重ねですけども、そこを超えた景色、見てみたいなという思いはあります」と、さらなる飛躍を誓った。（金額は推定）
