長岡サンタが、一足早いクリスマスプレゼントを届けにやって来た。

ヤクルト長岡秀樹内野手(22)が21日、地元の千葉・船橋市内にある児童養護施設「恩寵園」の子どもたちにチキン約200個、ポテト、ヤクルト、自身のグッズなどをプレゼントした。

同市内の中学校教諭で野球部の監督を務める父・尚恭さん(59)が、同園と関わりがあった縁もあり、実現した今回の企画。自ら大量のチキンを予約し、子どもたちに笑顔も届けた。子ども好きという長岡は「クリスマスも近いので」と言い「さまざまな理由があって、みんなここにいるわけで。少しでも喜んでくれることはないかなと思って」と、オフの忙しい時間の間に初訪問した。

子どもたちもプロ野球選手を前に、テンションは上がりっぱなし。教職員合わせて約100人が交流を深めた。サインを求める行列が出来るなど、大人気の長岡サンタだった。

長岡自身、以前から社会貢献活動には興味があった。「すごいことじゃないですけど、もっともっと、喜んでもらえるようなことが出来たらいいなと思います」と、来年も継続していくことを誓った。

そして、夢も広がった。子どもたちの多くがサッカーをしている現実を知り「(球場に)招待して、野球やりたいと思う子が1人でも増えたら」と、さまざまな形で支えていく。