ソフトバンク周東佑京内野手(27)が「3割ボディー」を作る。24日、福岡市内の商業施設でラジオ番組の公開収録に出演。MCからクリスマスに欲しいプレゼントを問われ「体重が欲しい」とスピードスターとしては意外な回答をした。「今が73キロなので76キロくらいに」。真意は「ある程度体重がないと打てない。パワーが欲しい」と明かした。

今季はリーグ最多タイ36盗塁で3年ぶりにタイトルを獲得。そして来季、周東が目指すのは打てる韋駄天(いだてん)だ。「体重が上がればスイングスピードも打球スピードも上がる。動けるんだったらあった方が良い。あと3キロでいいので」。今秋キャンプで計測したMAXの打球速度は161・1キロ。一概に比較はできないが、ヤクルト村上は185キロを計測している。「速ければ速いほどいい。天井は決めてないです」。目標は打率3割またはシーズン160安打。脚力に影響が出ないギリギリのラインを攻めるつもりだ。「打率3割打てれば出塁率も3割5分以上はいってると思うので。出塁率だけ上げようとすればしんどいから、打っていかないと」。そのため食事やトレーニングでパワーアップを図る。

来季の打線は柳田、近藤、ウォーカー、山川ら大砲が勢ぞろい。1番候補の周東が走攻にたければ、得点力は爆発的に上がりそうだ。全試合出場も目標に定める周東は「3年優勝してないので、楽しいビールかけがしたいです」。新たなスタイルでリーグ優勝奪回を誓った。【只松憲】

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