年末恒例の「言葉の力」をお届けします。担当記者たちの心に響いた野球人たちの声で2023年を振り返りましょう。

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▽楽天田中将大投手「大先輩だけど、自分を高めて去年最速も出して。自分自身も年取って落ちていくところもあるけど、どう向き合って緩やかにしていくか。まだまだ伸びるところもあるかも知れない」(6月26日、7回5安打1失点でソフトバンク和田に投げ勝ち4勝目。今や限られる年上の存在を糧とした=古川真弥)

▽楽天辰己涼介外野手「あの、エンスさんとは、相性が“ええんす”ねぇ」(7月23日、エンスから決勝の7号3ランを放った西武戦後。相性の良さを端的に表現したコメントでも1発をかました=木下大輔)

▽楽天今江敏晃監督「イメージしていたプランとは相当ジャンプしたものがあった。戸惑いはあったんですけど、東日本大震災以降、毎年東北を訪問させてもらったり、選手として楽天に移籍してきたり。僕にとって宿命というか、本当にご縁を感じてきたので、チャレンジしたいなと」(10月17日、就任会見で監督を引き受けた理由を説明。宿命の言葉に、12球団最年少指揮官の覚悟を感じた=鎌田良美)

▽楽天銀次内野手(赤見内銀次)「おかあ、めちゃくちゃ強い体に産んでくれて本当にありがとう。そして、かっこいい名前を付けてくれてありがとう。岩手に住む、おとう、小さい頃、家の前でやったキャッチボール忘れてないからね」(11月23日、ファン感謝祭で引退セレモニーに臨み、両親への感謝を口にした=山田愛斗)

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