DeNA関根大気外野手(28)が確かな手応えをつかんで帰国した。

15日、神奈川・横須賀市の球団施設DOCKで自主トレを敢行。今オフに参加したメキシコのウインターリーグでは打率3割4分5厘で日本人初の首位打者のタイトルを獲得し、2日に帰国した。

昨季、DeNAでは5月終了時点で打率3割4分2厘と好調をキープしたが、後半は失速。それでも140試合に出場し、打率2割6分1厘、4本塁打といずれもキャリアハイの成績を残した。ウインターリーグでも好調を維持し、「メキシコのリーグに名前が残るということは人生にとって大きいし、ありがたいこと」と素直に喜んだ。

自身3度目のメキシコウインターリーグ挑戦とあって、オフが短い冬のルーティンもなじんできた。「最近だとメジャーリーグの(パドレス)タティスJr.もそうですし、(ブレーブス)アクーニャJr.も、冬のリーグに出ている。何か理由があると思うので、僕もそれを探しながらやってます」と、メジャーが誇る2人のスターがそれぞれ母国のドミニカ共和国、ベネズエラのウインターリーグに参加する調整法にも着目した。

DeNAとメキシコのヤキス・デ・オブレゴンの2チーム合わせて昨季は182試合に出場したが、体の疲れは「ないですね。休んでますし、やりすぎてないですし」と即答。「(昨季はDeNAで)140試合出させていただいて、体の疲れで成績が落ちたとよく言われるんですが、そうではないので。そこに関しては全然できた。それが去年のいい発見だったと思います」と、身体の充実ぶりを強調した。

異国の地で首位打者を獲得し、日本での活躍にも期待が高まる。「プロ11年目になるので(戦力外の)宣告もいつだってある年数だと思う。結果をなんとか出せるように、チームに貢献できるようにと考えて、個人としてはやっていければ」と力を込めた。

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