昨季リーグ最優秀中継ぎ投手の広島島内颯太郎投手(27)が15日、広島・廿日市市の大野練習場合同で行われた自主トレに参加し、カーブに挑戦することを明かした。

昨季は最速157キロのキレのある真っすぐとブレーキの効いたチェンジアップの2球種で打者を抑え込んだ。シーズン終了後から新球種の必要性を感じ、11月にマツダスタジアムを訪れた黒田博樹球団アドバイザー(48)に相談。「ツーシームを覚えたいんです」と伝えると「ツーシームもいいとは思うけど、カーブもいいんじゃないか」と球速差が生まれるカーブを勧められた。

これまでカーブを投げたことはなく、「難しい球種」と苦笑いするも、握り方などの直接指導を受けて「やってみるだけやってみよう」と前向きに捉える。「(昨季)もう1球種あったら楽だなという場面が何回もありました。2球種でこの先、何年も活躍できるのは難しいかなと感じたので、挑戦するだけでも意味はある」。カーブ、ツーシームの2球種を新たに試投しながら、真っすぐとチェンジアップを生かす球種となるよう精度向上に努めていく。

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