侍ジャパンの井端弘和監督(48)が2日、阪神キャンプ地の宜野座を視察。岡田彰布監督(66)とも話し込む場面もあった。

12球団で最初のキャンプ地訪問。井端監督は「日本一になった阪神から来ようかなと思った。昨年日本一になってますし、縁起のいい球団であるのは間違いない。それにあやかりたいと思った」と意図を説明した。

昨季の阪神の戦いには「たたみかけるときはたたみかけてくる。ネット裏で見ていても『まずいな』、『きたな』と感じていた。終盤でも接戦になれば勝てると。見ていて安心感がありましたし、相手チームは恐怖感じたのでは」と振り返った。

阪神の選手へのオファーに関しては「見てない選手や見てももう1回見たいなというイメージを持って、阪神さんにはお願いしました」と明かした。期待の選手には昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップに出場した森下翔太外野手(23)の名前を挙げ「昨年秋に呼んで、試合でも一振りでチームの雰囲気変えるのをかなり多く打ってくれた。短期決戦では間違いなく必要な選手かなと思っています」と評価。佐藤輝明内野手(24)についても「1つ1つレベルが上がってきている。今年のレギュラーシーズンのキャリアハイを目指してくれば、十分入ってくる。日本の力になってくれる選手かなと思います」と期待を寄せた。

侍ジャパンは3月6、7日(京セラドーム大阪)に欧州代表との強化試合を予定し、11月にはプレミア12を控える。「メインは11月のプレミアだと思う。そこでまた世界一になりたい」と昨年のWBCに続く世界一を誓った。