“由伸ロード”で福は内! 今季から先発に転向する楽天内が、節分の日に2度目のブルペンに入った。尊敬するドジャース山本をほうふつとさせる投球フォームで、カーブやフォークを交えて50球。好感触をつかみ、何度もうなずいた。「もちろんローテーションに入りたいなというのはあります」。多くの勝利に貢献し、チームに幸福をもたらす存在になる。

リリーフを経て先発に挑戦するのは山本と同じ流れ。ウオーミングアップでは山本を参考に取り入れた「FLECHA(フレーチャ)」というやり投げの矢に似た道具を使用。「今は自分自身、必要やなって思ってるんでやってます」。体全体を使って遠くに飛ばす動作を反復。より長いイニングを投げるために「1球1球の体力の消費量を減らしたい」と、腕に負担のかからないフォームに磨いている。

20年ドラフト6位で入団。3年目の昨季は1軍デビューから、とんとん拍子で活躍した。53試合に登板し、4勝2敗、7ホールド、防御率2・28。190センチ、96キロとスケールの大きさも魅力で、今江監督は「無限の力を持っている」と期待を寄せる。21歳の内星龍が、新世代のスターへと成り上がる。【山田愛斗】

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