前阪神でロッテ育成の二保が、熱投で支配下を目指す。3日、キャンプ初日から3日連続ブルペン入りした。1日目は139球、2日目は114球、この日は69球と、ここまで計322球を投げている。「いつも基本的には第1、第2クールくらいまでは毎日(ブルペンに)入っているイメージ」と、あくまで普段通り。「キャッチボール、毎日するわけじゃないですか。それの延長線に近い。みんなが言ってるキャッチボールと同じ感覚で入ってる」と4、5日目もブルペン入りする予定だ。小野1軍投手コーチは「うちでは異例。もう昭和の選手ですね」と驚いた。

ソフトバンクの育成選手として、プロのキャリアをスタートした。今年16年目のベテランは「ホークスに入る時も育成だった。3桁(の背番号)で始まり3桁で終わるのは嫌だなっていう気持ち。1日でも早く支配下になって、戦力になれたら」。熱い思いを持って、腕を振り続ける。