巨人杉内俊哉投手チーフコーチ(43)が、初の実戦形式で登板したルーキー3投手への手応えを口にした。7日、宮崎キャンプ初のシート打撃で、ドラフト5位の又木鉄平投手(24=日本生命)らが登板。又木は萩尾を連続空振りで仕留めると、門脇も空振り三振、岡本和は遊飛に打ち取るなど、打者6人を4三振含む完全投球で存在感を示した。

左の内角もモノともせずに投げ込み、ストライクをとる左腕の姿に、同コーチは目を細めた。「投げられるね。自信があるんだろうね。なかなか自チームに投げにくいんだけど。真っすぐで空振り取れるってのはすごいでかいから。思った以上に真っすぐがきてんなと思いますね」。直球に加えてチェンジアップも効果的に投げ込み、緩急をつけて空振りも奪った。「山瀬が面白いように空振りしたんでね。いい具合の抜け方をしている」と、先発と中継ぎ両面で戦力として構想した。

同1位西舘勇陽投手(21=中大)は140キロ台後半の直球などで被安打2だった。同2位森田駿哉投手(26=ホンダ鈴鹿)を含めた新戦力が上々の結果を見せ、同コーチは「みんなよかったんじゃないかな。緊張もしただろうけど、上出来じゃないですか」と一定の評価を示した。

【キャンプ写真特集】早出練習、ブルペン、視察/撮るキャン!