4年連続の開幕投手を狙う西武高橋光成投手(27)が7日、春季キャンプで初めてブルペンに入った。

宮崎・南郷で行われているキャンプ2日目。投手陣の中で最初にブルペンに登場した。112キロまで増量した体の全身を使い、まずは立った捕手に向かって感触を確かめるようにボールを投じた。「100%ではないですけど、フォームを意識しながら、でもしっかり」。捕手が座り投じたのは20球。時折、腕を振る際に声を出しながら、力のこもった投球が続いた。「今年座って投げたのは初めてだったんで。でもめちゃくちゃ、最初にしてはよかった」とうなずいた。

この日視察に訪れた侍ジャパン井端弘和監督(48)も高橋の投球を見つめた。気になる選手を問われた同監督は「いっぱいいますね」とした上で「高橋光成投手だったり」と名前を挙げた。

高橋は「いずれはやっぱり、トップチームで日の丸を背負って戦えたら、自分自身、もっと成長できるんじゃないかなという気持ちはある」と代表への思いも口にした。「この西武ライオンズで優勝したいというのが、今年本当に一番のモチベーションなので。全てをそこにフォーカスして」と投手陣を引っ張る。【山崎純一】

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