楽天今江敏晃監督(40)が、投手陣に初めてカミナリを落とした。

指揮官就任後、2度目の対外試合で、いいところなく完封負け。4回以降に登板したリリーフ5人が、ボール先行の投球で9四死球と乱れた。「今日の中継ぎ陣に関してはちょっと残念でしたね」。打線も散発3安打に封じられたが「ピッチャーがああいうピッチングをしたら、バッターはそんな簡単に打てない」と語気を強めた。

2番手の藤平は先頭を四球で歩かせると、連打と犠飛で簡単に2失点した。今江監督は試合後、投手陣全体に厳しい言葉を投げかけ、藤平はブルペンに直行。「僕は自分に言われてるような気持ちで今江さんの言葉をもらいましたし、期待してもらってるのに、あんなピッチングじゃ絶対ダメだなって。マウンドで出すパフォーマンスのために」と約150球の投げ込みを行った。

指揮官はストライクゾーンで勝負できなかった投手陣を「自分本位」と表現した。「ブルペンで一生懸命投げて、練習して、実際、グラウンドに立ったら(ストライクゾーンに)投げ込めないとなると、(グラウンドに)立つ資格っていうのは、なかなか難しくなる」。次の対外試合は17日の阪神戦。投手陣は奮起するしかない。【山田愛斗】

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