楽天はロッテに1点差で競り負け、対外試合5連敗を喫した。今季から指揮を執る今江敏晃監督(40)は「練習試合といえども厳しい世界。なかなか勝たせていただけない」と苦しい胸中を吐露。その上で「(監督として)初めてなんで、できればここまでくると、とりあえず1勝したい」と勝利を切望した。

先発ローテ入りを目指す2人の明暗が分かれた。先発松井は初回、わずか7球で先制を許すなど、いきなりの3失点。2回以降は立て直したが、4回5安打3失点と振るわず、今江監督は「パッとしませんね」と厳しい評価を口にした。一方、2番手藤井は4回3安打無失点でアピール。指揮官も「今日は良かったと思う。すごく意図も見えましたし、課題でやろうとしてることもできて、しっかり打者に向かって投げ込めていた」と目を細めた。

打線は8安打2得点に終わった。4回に平良が適時打を放ち、対外試合5試合で14打数6安打2打点と好調ぶりを示した。野手最年長34歳の島内は2安打と気を吐くも、10残塁で好機で1本が出なかった。疲労の影響で別メニュー調整が続いていた浅村は、対外試合5戦連続で欠場。21日のヤクルトとの練習試合も出場しない見込みだが、今江監督は「もうそろそろゲームの方にも出てきます」と主砲の復帰を予告した。

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