日本ハム新庄剛志監督(52)が新旧本拠地の“ハシゴ視察”で、開幕へ向け収穫をいっぱい得た。

午後3時開始の阪神とのオープン戦で1点差勝利を挙げた試合後に「エスコンの方にも行っていました」とサラッと告白。北海道・北広島にある本拠地エスコンフィールドでは教育リーグ、オイシックス戦が午前11時から行われていた。

分刻みスケジュールだった。「11時5分に(1軍首脳陣の)ミーティングがあったんで、その後に急いで(北広島へ)行った」。到着したのは、一番見たかったという先発山崎が降板した直後の4回終了前後。その後に、マルティネスや万波の今季実戦初アーチを見届けた。「山崎福也君だけ見られなかったけど、みんな全て良い動きをしていた」と手応えを持って札幌ドームへ戻った。

旧本拠地では投手陣が素晴らしかった。9回に登板した杉浦は球場表示で159キロをマークしたが、それよりも「クイックとかでタイミングを外す。2年間、言い続けていたけど、やっとしてくれたね」と評価。開幕ローテ入りを明言しているバーヘイゲンや加藤貴も順調で「ピッチャー、いいっすね」。弾丸視察を終えた新庄監督が、開幕への手応えを深めた1日だった。【木下大輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧はこちら―>