右肩肉離れで別メニュー調整中の阪神梅野隆太郎捕手(32)が、開幕に間に合う可能性が出てきた。

3日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で屋外フリー打撃を行った。前日2日から再開していたことを明かし、「患部の状態も全然気になることなくできた。打つことに関しては」と明るい表情を見せた。

沖縄・宜野座キャンプの2月22日にシートノック後に右肩痛を訴え、練習を切り上げた。右肩肉離れの診断を受けて岡田監督は「だいぶ悪いんちゃう」と渋い表情だった。最終クールは完全別メニューとなったが、捕球練習やダッシュなどをこなし、キャンプ最終日の27日に指揮官は「帰ってもうキャッチボール始めるんとちゃう? 全然大丈夫ちゃう」と予想より早い戦列復帰を示唆。開幕へ希望が見えた。

この日はフリー打撃やゴロ捕球を行い、高校生ルーキーの山田、百崎とランニングで汗を流した。この日はノースローだったが、室内練習場で軽めのショートスローは行っている。今後は右肩の状態を考慮しながら、強度を上げる方針。「逆に我慢することも今、大事」と再発防止へ焦らず調整する。「チームに入っていって、迷惑かけることがないようにと思って、今はやっていきたい。1日でも早く合流したい気持ちを持って」と1歩ずつ前進する。【村松万里子】

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