阪神は18年以来6年ぶりのオープン戦最下位が確定した。先に試合が終わった11位ロッテが中日に敗れ、引き分け以上で最下位から脱出できた最終戦。オリックスに7回に勝ち越しを許し、3勝14敗1分けで最下位が決まった。

この日も大山、近本、森下の主力3選手がスタメンを外れた一戦。先発才木浩人投手(25)が初回にオリックス頓宮に先制打を許しが、2回は大山に代わって一塁先発した原口文仁内野手(32)が同点打。5回は中野拓夢内野手(27)が右翼に勝ち越しの適時二塁打を決めた。

才木は5回1失点と好投。だが1点リードで迎えた7回、この回途中から登板した島本浩也投手(31)が3連打を浴びて同点に追いつかれると、2死二、三塁から暴投の間に勝ち越しを許した。

1点ビハインドの8回にも石井大智投手(26)が2失点。打線は3点を追う9回に2死満塁の好機を作ったが、得点を奪えなかった。

なお、20~22年にはオープン戦最下位球団がセ・リーグ優勝を飾っている(20年巨人、21、22年ヤクルト)。岡田監督は11日に自ら「4年間で3チームが優勝してるやん」と球団初の連覇へ吉兆だと力説していた。阪神が前回オープン戦最下位だった18年は公式戦でも最下位。今季はどちらに転ぶか。

▼阪神はオープン戦で3勝14敗1分けの勝率1割7分6厘に終わり、最下位が決まった。11位のロッテが●だったため、阪神は○または△で浮上の可能性があったが、敗れたため脱出はならなかった。阪神のオープン戦最下位は18年以来6年ぶり。

▼オープン戦での14敗は00年の14敗(5勝)と並び65年以降最多。また勝率1割7分6厘は18年の1割4分3厘(2勝12敗2分け)に次ぎ、ワースト2位となった。なお、オープン戦での勝率1割台からリーグ優勝は近年では20年巨人1割6分7厘(2勝10敗4分け)の例がある。

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