ミスターの目の前で偉大な記録に肩を並べた。巨人坂本勇人内野手(35)が今季2度目、プロ通算186回目の猛打賞をマークした。1回に左前先制適時打、5回に右翼線二塁打、8回にも右前打の3安打で長嶋茂雄終身名誉監督(88)に並ぶ、プロ野球史上歴代3位タイに浮上。球団創設90周年特別試合「長嶋茂雄DAY」として開催され、サプライズで東京ドームを訪れていた長嶋終身名誉監督を坂本がメモリアル打と勝利で歓迎した。伝統の一戦で首位阪神に競り勝ち、2ゲーム差に迫った。

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▼坂本が3安打を放って今季2度目の猛打賞。通算では186度目となり、歴代3位の長嶋(巨人)に並んだ。2位の川上(巨人)は1リーグ時代に69度、セ・リーグで125度だから、セ・リーグでは長嶋に並び最多となり、右打者でも最多の長嶋に並んだ。58年に入団した長嶋はリーグ最多猛打賞を7度記録し、最後の猛打賞が2185試合目の74年10月14日中日戦。リーグ最多は1度しかない坂本だが、長嶋より早い2129試合目で186度目の猛打賞を記録した。

【動画】長嶋茂雄DAYに大記録 巨人坂本勇人が通算186度目の猛打賞 歴代3位長嶋さんに並ぶ