ソフトバンク山川穂高内野手(32)が“ノムさん”に並んだ。12球団最速タイの10号ソロ。ヤクルト村上と並んで両リーグ一番乗りで2桁到達だ。球団の日本人選手では61年の野村克也以来の快挙となった。山川は「違うリーグですけど球界を代表するバッターなので。村上も(巨人)岡本も。自分はライバルと思っている。いろんな数字で負けたなくないと思っています」。昨春WBCではともに日の丸を背負った間柄だ。一目を置く後輩スラッガーとの同日達成だった。

技ありのアーチだった。3-0で迎えた3回1死の第2打席。カウント1-2から西武ボーのスライダーをすくい上げた。ややタイミングをずらされながらも、左翼ホームランテラス席へ運んだ。「うまくバットに引っかかってくれた」。5戦ぶりの1発。本塁打はもちろん今季「37」打点もリーグトップを快走中だ。

不敗神話も続いている。開幕から全37試合に4番でスタメン出場。打点を挙げればこれで無傷の16勝1分けとなった。「打席では意識していない」と前置きし「僕が打点を挙げた時に、チームとして『今日も勝つんじゃね』っていう雰囲気になればうれしい」。7回無死一塁ではこの日2本目の左前打を放った。直近5試合は20打数7安打、打率3割5分と好調。長打力だけでなく確実性も上がってきた。

チームも今季最多の貯金「15」となった。首位を快走するチームの中心にはどっしりと座る4番山川。やっぱり頼もしい。【佐藤究】

▼山川(ソフトバンク)と村上(ヤクルト)がそろって両リーグ10号一番乗り。村上の両リーグ10号一番乗りは21年以来2度目、山川は西武時代の18、19年に次いで3度目。山川の3度は63、65~67、76年王(巨人)の5度に次ぎ、72~74年田淵(阪神)91~93年ブライアント(近鉄)11、12、14年バレンティン(ヤクルト)と並び2位。2球団で記録したのは、近鉄時代の02年とオリックス時代の09年にマークしたローズに次いで2人目。

▽ソフトバンク王球団会長(山川が12球団最速タイの10号ソロ)「2桁になれば気分が違うからね。いいペースじゃない」

▽ソフトバンク周東(1-0の2回2死満塁で右前2点適時打)「2点目、3点目は攻め方的にも守り方的にも欲しかった。何が何でもランナーをかえしたいなと思ってました」

【動画】どすこーい!ソフトバンク山川穂高パ・リーグ最速第10号