ドラフト4位ルーキーの田中陽翔内野手(19=健大高崎)がプロ初安打を決めた。
「8番遊撃」でプロ初スタメン。3点を追う2回1死満塁、DeNAバウアーの高め137キロカットボールを捉え、右翼線への二塁打を放った。二塁ベース上で両手を挙げた。3点を先制された直後のチャンスに、強気にファーストストライクから仕掛けた。「球種を問わず浮いてきた球は全部打ちにいこうと思って打席に入りました。いい結果になってくれて良かったです」と振り返った。
7月に1度1軍昇格したが、2打席2三振の見逃し三振で約1週間でファーム再調整となった。プロ初打席だった7月8日DeNA戦では代打で登場。ウィックの158キロ直球に見逃しで3球三振に倒れた。
その試合後。スマートフォンが鳴った。相手は宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)だった。「あれが普通だと思わないと1軍ではやっていけないぞ」と激励された。もともと宮本氏の長男恭佑(法大)と小学生時はスワローズジュニア、中学生時は東練馬シニアでチームメートだった縁で、親交があった。そのレジェンドからの言葉を胸に刻み、158キロを普通と思えるようにバットを振ってきた。真っすぐを意識しながら、変化球に対応する力を磨いてきた。
健大高崎では3年春に全国制覇を達成。イースタン・リーグでは75試合出場の打率2割5分4厘、2本塁打、20打点と次世代を担う存在と期待される。あの屈辱の見逃し三振から85日。再び巡ってきた1軍の打席で結果を導いた。



