これからも、がんばろう東北-。11日で東日本大震災から15年を迎えた。

東北唯一のプロ野球チームである楽天は、オープン戦で日本ハムと対戦。試合が行われた静岡・草薙球場では半旗が掲げられ、プレーボールがかかる直前に両軍の選手、首脳陣らが1分間の黙とうをささげた。試合は1-3で惜敗も、ドラフト1位の藤原聡大投手(22=花園大)が5回2安打無失点と力投。被災地を勇気づけた13年のリーグ優勝、日本一以来2度目の頂点を狙うチームに貢献していく。

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未曽有の大震災が発生した、あの日から15年が経過した。楽天は日本ハムと静岡で対戦。球場では半旗が掲げられ、大型ビジョンには「がんばろう東北」の文字が映し出された。試合前には楽天、日本ハムの選手、首脳陣らがグラウンドに整列。1分間の黙とうをささげた。

東北唯一のプロ野球チームを率いる三木肇監督(48)は「15年たってですね、あの時の記憶というか、思いは風化させずに、これからもしっかり向き合って、東北の強さっていう部分を、みんなで持ちながら、まだまだ大変なこともあるかと思うんですけど、しっかり前に進んでいくべく、東北の強さを出していけたらなと思います」と話した。

勝利を目指して全力プレーを貫き、東北を盛り上げていく覚悟だ。「野球を通じて東北の力になれるのかっていう部分はすごく大きな、私たちの役割というか使命だと思います。東北を代表するプロのチームとして、これからも少しでも皆さんの力になれるように頑張っていきたい、取り組んでいきたいと思います」と力を込めた。

チームでは毎年1月、震災の記憶を風化させないために新人選手が宮城・南三陸など被災地を訪問する活動を続けている。この日、5回無失点と好投したドラフト1位の藤原は「こうして好きな野球を思う存分やれていることに感謝して、これから1日1日を大事にやっていきたいと思います」と引き締めた。

楽天は震災から2年後の13年に球団初のリーグ優勝、日本一を達成し、復興を目指す被災地を勇気づけた。それ以来、13年ぶりの頂点を狙う一員として藤原は「チームの目標として、リーグ優勝、日本一があると思うので、自分もそこの1つのピースになれるように頑張っていきます」。楽天はこれからも東北の希望であり続ける。【山田愛斗】